大曽根
皆さん、転職ってどのような形で実施しますか?もしくは実施する予定ですか?
恐らく大半の方は転職サイトに登録し、いくつかの企業で面接を受けて、内定をもらった企業から一つに絞り込む。
といった流れが一般的だと思います。
ただ、この方法だと会社を選ぶ際の判断要素がほぼ面接での情報だけ、という状態で決めなければいけないんですよね。
その結果、採用後のミスマッチが起こる可能性が高まってしまう場合もあります。
採用後のミスマッチやそれが原因で起こる離職などが課題と感じている企業は多いんではないんでしょうか。
また、転職者側からすると入社後のギャップに苦しんだという方もいるのではないでしょうか。
今回は侍がそういったミスマッチやギャップを可能な限り少なくするために実施している”テストワーク”という制度についてご紹介していきます。
”テストワーク”という言葉はあまり一般的ではないかと思います。
むしろ、ネットで調べたら”中学生の点数爆上げ勉強法!”のような勉強に関する記事が上位に出てくるので弊社の造語だと思います。笑
そもそも実際に働かないとその企業のこと分からなくない?
この考えがテストワーク制度を導入するきっかけでした。
学生のころの部活でも仮入部がありましたよね。
顧問や先輩から話を聞いただけで入部を決めるということは、よっぽどのことがない限りしなかったと思います。
実際に部活動を体験して、部内の雰囲気を知って、他の部活と比較してから入部を決めた方が大半ではないでしょうか。
それなのに、こと転職に関しては人生を大きく左右するにも関わらず、面接をしただけで入社を決めるというのは判断できる要素が少なく、かなり強引な決断をせざるを得なくなってしまうんです。
企業側からすると面談や面接を重ねてある程度ざっくりした印象や人格は分かるものの、
・実際にどのような働き方をするのか
・仕事上ではどのようなコミュニケーションをするのか
などって分かりづらいですよね。
逆に転職者側も面接で社員や役員、社長と話すだけでは見えてこない分かりづらいことがたくさんあります。
そういった”分かりづらい何か”って実際に働かないと明確にならないというのが採用者側も転職者側も本音だと思うんです。
そうなると採用に対してギャンブル的要素が大きくなってしまうと考えました。
採用側は、
・採用してみたら面接で話していた印象と違った
・即戦力レベルと言っていたスキルが実際は教育が必要だった
転職者は、
・入社してみたら想像していた雰囲気と全然違った
・業務内容や仕事の進め方が聞いていた話しと違った
なんてことが起こらないように、お互いにその”分かりづらい何か”をクリアにするためにも、「実際にテスト的に働いてもらおう!」というのがテストワークを導入したきっかけです。
侍流テストワーク法
侍で実施してるテストワークの方法ですが、主に入社希望者の方の状況によって決めていきます。
基本的には所属予定の部署で、仕事が終わった後や土日の空いている時間を使って実施します。
フリーランスの方などは空いている工数から週10時間など時間単位でコミットしてもらう場合もあります。
報酬のお渡しの仕方は様々ですが、ほとんどはテストワーカーのスキルに合わせた時給制がメインになっています。
また、副業OKの企業に勤めている方には業務委託として仕事を依頼するという方法もあります。
入社希望の方に負担にならない方法を一緒に考えてテストワークの仕方は柔軟に対応してくというイメージです。
まとめ
いかがでしたか?侍はテストワーク制度を導入し、採用のミスマッチを極力少なくしています。
テストワークの状況によっては別部署での適正が見つかり、部署を変えて活躍している方もいます。
転職活動を実施している方でも、入社したら話と違った!というリスクを最小限にできます。
また、より入社希望者に合った会社を選んでもらいたい場合にはオススメの人事制度です。
こちらの記事で実際にテストワークを実施してから入社した社員のインタビューを掲載してますので、
https://www.sejuku.net/hack/133