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自分を客観的に分析できる!メタ認知を活かしたメンタルモデル分析について

今回の記事ではメタ認知の活用方法を書いていきます。

そもそもメタ認知とは「第三者の目で、自分を見る」や「他人目線で、自分を見る」ということです。

※メタ認知とはという内容に関してはこちらの記事でより詳しく書いているので是非読んでみてください。

https://www.sejuku.net/hack/1322

このメタ認知を活かして自分をコントロールするスキルを身につけられると仕事でもプライベートでも理想の状態へと効率良く自分自身を導くことができるようになります。

侍独自で実施しているスキルで、実際に身につけられた方の中では起業したり、大きな成果を残せたりと圧倒的な成長をしている方が多いです。

メタ認知を活かして現実を分析する

メタ認知能力が高い人は、“もう一人の自分がいて、自分のことを客観的にみて、自分自身をコントロールする”ことができています。

ここで重要なのが客観的に自分を分析する際にメンタルモデルを意識しながら取り組むことなんです。

メンタルモデルとは何かと言うと自分が今置かれている現実がどのように作られているのかを紐解いて考えたフレームワークのことです。

具体的には観念→思考→感情→行動→現実という流れで現実が作られています。

これは成功哲学やスピリチュアルな話ではなく物理の原理です。

自分が持っている観念が思考を作り、思考が感情を作り、感情が行動に変わり、その行動が現実を作っているという原理です。

ただ、メタ認知をする際に多くの方は現実へのプロセスを、”感情が行動になりそれが現実となっている”と一色単にしがちです。

例えば思考と観念を切り分けられなかったり、感情と思考を切り分けられないということが起こりがちなんです。

そうではなく、実際にはその感情の前提となる観念と思考も分析することが大事になってきます。

何故かというと、この原理に従うと観念が変われば思考が変わり、思考が変われば感情が変わり、感情が変われば行動が変わる、行動が変われば現実が変わるということを起こせるからです。

つまり観念を変えることにより自分の行動や現実を変えることができるのです。

感情の部分に目が行ってしまうと、根本的な部分を変えることができないので、なかなか行動や現実を変えることが難しいのです。

観念の分析をするには?

それでは実際にメタ認知を使った分析方法を侍メンバーで実際に上がった具体例を見ながらメンタルモデルの分析を進めていきたいと思います。

侍のメンバーでの事例です。

流行のお店や飲食店が多くある渋谷に行ってみたいものの、なかなか一歩踏み出せずに行けていないという現実に直面しているメンバーがいました。

そのときのメンタルモデルの流れを見てみましょう。

大体の場合は現実や行動から逆算して分析するパターンが多いので今回もその方法に当てはめていきます。

まずは現時点で分かっている、部分をまとめてみましょう。

・現実

いつまでも渋谷に行けない
新しくオープンした流行のお店などに行けていない

何故このような現実になっているのかというと下記のような行動をしているからです。

・行動

家でのんびりする
別の場所で妥協する

行動として渋谷に行かないという選択をしているので、いつもでも渋谷に行けていないという現実があります。

次は何故このような現実に落とし込まれているのかを分析していきます。

ヒアリングした内容によるとそのメンバーが渋谷に対して持っている観念が下記のようなものでした。

・観念

渋谷は汚い
渋谷は人がいっぱい(危ない)
混雑している
チャラい場所

そこから生まれてくる思考が下記のようにネガティブなものになっていました。

・思考

絡まれるのではないか?
自分が行くと場違いなのではないか?

最終的には渋谷には行きたいくないという感情になり、別の行動をするという選択肢に結びつきました。

・感情

渋谷に行きたくない

このように今起きている現実から観念の部分までの一連のフローを洗い出してあげると、何故自分が今そういう状況になっているのかを客観的に分析することができるんです。

実際に自分のメンタルモデルを分析してみましょう

ここで実際にメンタルモデルの使い方を実践ベースに落とし込めるようにワークをしてみましょう。

仕事でもプライベートでも良いので日々の行動習慣で自分が辞めたいとは思っているけど断ち切れていない習慣や癖を洗い出してみましょう。

侍メンバーでこの講義をしたときには下記のようなものが挙がってきました。

・寝る前にベッドでスマホをいじるのを辞めたい

・朝早起きしたいのに二度寝してしまう

・間食にスナック菓子を食べてしまう

・だらだらとテレビを見てしまう

こんな感じでOKなので是非洗い出してみましょう。

だいたい5分くらいでOKです。

ワーク①
自分が絶ちたいと思っているけど断てていない悪い習慣を洗い出す

いかがでしょうか?意外と色んな悪習慣があったかと思います。

続いてもうひとつワークをしてみましょう。

ワーク①で洗い出した悪い習慣から、今最も絶ちたい習慣をひとつ決めてください。

そしたらその習慣をメンタルモデルに沿って観念から現実までに落とし込み、一連の流れを分析してみましょう。

ワーク②
悪い習慣の中から最も断ちたい習慣をメンタルモデル分析する

いかがでしたか?

自分の感情の由来になっている観念や思考の部分まで分析できましたでしょうか?

観念の書き換えをすることによって現実も変わる

実際にワークをしてみると分かるかと思うのですが、メンタルモデルを分析しただけでは現状の自分を客観的に見ることができただけです。

それだけでは自分を理想の状態に持っていくには難しいですよね。

この分析を活かすために必要になってくるスキルが”観念の書き換え”です。

簡単に説明すると自分が持っている観念と反対の見方をして、今と違う現実へと落とし込もうという方法です。

具体的な方法に関しては次回の記事で書いていきます。

侍メンバーではこのような学びがありました

こういった内容は実際に全社員の前で勉強会という形式で開いているのですが、メンバー間では下記のような感想がありました。

思考や感情ベースで行動を改善しがちだった。自分を客観的にみてどういう観念があるのかを洗い出す重要性に気づけた。

洗い出すためには日々自分を俯瞰的に見る必要があるのでトレーニングしていく。

思考の体系化を考えたことがなかった。

体系化されていることで、思考のコツを学べた。

気づかなぬうちに感情や思考に流されて行動→現実を引き起こしていることが何個かあった。

こういった勉強会を通して「観念」について改めて考える機会を設けていただき感謝

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