勉強会やセミナーを社内外向けに開催しなければいけなくなった場合に重要になってくるのが企画ですよね。
・社外の方を集客して採用に繋げたい
・研修内容に勉強会の主催というテーマがある
・セミナーでお客さんを集客したい
・上司の無茶振りで勉強会をしなければいけなくなった。
など開催する理由は様々ですが、魅力的な企画を作れなければ聞いてくれる方に対して価値を届けられません。
今回はより集客が成功しやすくなる勉強会の企画方法を紹介していきます。
https://www.sejuku.net/hack/1428
※勉強会開催のメリットに関してはこちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。
まずはテーマ洗い出す
5分くらいを目安に自分が提供できるテーマを洗い出してみてください。(できれば社内外向けに発信できる価値のあるもの)
例えば下記のような感じです。
・8年かけてたどり着いた生産性を爆伸びさせるMacのツール紹介
・業務を鬼効率化させる超簡単なGasの使い方
洗い出せましたでしょうか。
そしたら今度はそこから最も自分が実施したいと思えるテーマを企画のフレームワークに当てはめてブラッシュアップしていきます。
企画フレームワークでブラッシュアップ
それでは先程選定したテーマを企画のフレームワークを活用して良いものを作り上げていきましょう。
企画のフレームワークとは下記の5つの項目に分けられます。
①狙い
②ターゲット
③ウォンツ
④コンセプト
⑤コンテンツ
①狙い
企画には企て=「狙い」が必要です。
そのためにも必ず”勉強会を開催する目的はなにか?”を明確にしましょう。
収入?
テストマーケティング?
PR?
採用?
育成?
自己成長?
人脈作り?
ブランディング?
その他にも様々な目的の候補があると思いますが必ず何かしらの目的は決めてそれを運営メンバーなどと共有しておくことが大切です。
②ターゲット
次に必ず勉強会のターゲットを明確にしましょう。
ターゲットが見えないと企画の中身も見えてこなくなってしまいます。
そのためにもペルソナ(具体的な人物像)を設計しておくとよりターゲットが明確になりやすいかと思います。
ペルソナに関しては下記の記事がとても分かりやすいので是非参考にしてみてください。
「ペルソナ」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
最低でも下記の項目は埋めてターゲットを明確にしておきましょう。
年齢:
性別:
居住地:
職業:
勤務先:
年収:
家族構成:
生い立ち:
現在までの様子:
身体的特徴:
性格的特徴:
人生のゴール:
価値観:
趣味嗜好:
消費行動;
情報収集行動;
③ウォンツ
次にウォンツを見つけておきましょう。
ウォンツと似た言葉でニーズがありますが、ウォンツ=欲求、ニーズ=必要性という意味で分けられます。
そして便利になっている現代社会ではニーズはたいていの場合が満たされています。
なので強いウォンツを見つけることがより多くのターゲットに刺さる企画を作る上で必要になってきます。
例えば、自由、成長、貢献、変化、承認、安定などの欲求部分にヒントが隠れている場合も多いです。
④コンセプト
コンセプト = ブレない軸です。
これを設計しておくことも企画の練る上で重要な要素です。
コンセプトを明確にする3つのポイントがあります。
1.約束
ターゲットのウォンツを満たす約束
2.ベネフィット(利益)
ターゲットにとっての利益
3.証拠
伝える内容が実現可能だという証拠
⑤コンテンツ
コンセプトの約束を果たすための具体的な中身を考えましょう。
ワーク形式なのか座学形式なのか、パネルディスカッションなのか、テーマによって最適なものが変わってくるかと思います。
実際にワークフレームに当てはめてみると
実はこの記事の内容も弊社の取締役の花木が企画して考えた内容です。
今回のこの勉強会を開催するための勉強会の企画を例に出して先程のフレームワークに当てはめてみます。
①狙い
・社員育成
・チームビルディング
・社内勉強会の質量増加
・リクルーティング
②ターゲット
侍の社員全員
(本来はもっと明確にする部分ですが今回は社内向けということで割愛させていただきました。)
③ウォンツ
・成長
・自由
・貢献
④コンセプト
コンセプト = 情報発信で人生が変わる
3つのポイント
1.約束
・勉強会の開き方がわかる
・自己成長につながる
・面白い企画が作れる
2.ベネフィット
・もっとも簡単にスキル・人脈・お金が無料で手に入る術を得れる
3.証拠
・花木(勉強会を開催している本人)
⑤コンテンツ
- 形式
- グループワーク
- 勉強会
- ゴール
- 勉強会の企画立案、発表
- アジェンダ
- 勉強会を主催するメリット
- 勉強会のポイント
- 企画
- 集客
- ファシリテーション
- …etc
自分で考えたテーマを企画フレームワークに当てはめる
それでは先程の例も参考に企画フレームワーク使って、テーマに基づく勉強会の企画をブラッシュアップしてみましょう。
記事の冒頭のワーク①で洗い出したテーマから1つ厳選してブラッシュアップをします。
だいたいの目安は20分くらいで区切ると良いかもしれません。
いかがでしたか?
おもしろそうな勉強会を開催できるイメージが湧いてきましたでしょうか。
ゼロベースで企画を考えるよりもこのようなフレームワークを活用した方が、より良い企画が生まれやすい場合もあるので是非活用してみてください。
次回の記事では勉強会を開催する上で欠かせない集客のための告知方法を紹介します。